今日、5月25日は城崎温泉ロープウェイの開業50周年にあたり、記念式典が挙行されました。
城崎温泉ロープウェイは、今から50年前に城崎温泉出身の太田垣士郎（おおたがき・しろう）翁の発案により建設されたと聞いています。
太田垣士郎翁は、明治27年2月に城崎町で生まれ、関西電力（株）初代社長、関西経済連合会会長などを歴任いたしました。関電社長時代に黒部川第四発電所（黒四ダム）建設に着手するなどによって、経済界の指導者として戦後の日本経済の復興をリードし、今日の日本国繁栄の礎を築かれたということです。その黒四ダム建設時のノウハウを活かして作られたのが城崎温泉ロープウェイということで、故郷を離れてもなお故郷のことを想い、当時としては画期的で壮大な娯楽施設が誕生したわけなのです。
フランスのタイヤメーカー・ミシュラン社が発刊するレストランなどの格付け本として知られる「ミシュランガイド」はあまりにも有名ですが、その観光地版で日本を対象とした「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン 第3版」で、城崎温泉が★★(二つ星)と評価され、このロープウェイからの眺望も★（一つ星）と高評価されたことはとても名誉なことで有り、今さらながらに太田垣翁に感謝するところであります。
…ということで、本日はまずは太田垣士郎翁のお墓参りに行き、それから記念式典へと移行いたしました。
ロープウェイ山上で開催された式典では、上村社長の挨拶に続き、来賓として中貝豊岡市長、そして向井関電不動産会長兼社長のご祝辞を頂戴いたしました。
そして、温泉寺様の安全祈願法要の後、山上の名物となるようしだれ桜の記念植樹を行いました。
天気はこれ以上無いと思うほどの好天で、今日の記念日を見事に演出してくれたのでした。
（太田垣士郎翁のお墓にお参り）
（中貝豊岡市長のご祝辞）
（温泉寺様による安全祈願のご祈祷）
（しだれ桜を植樹）
（ゴンドラの記念ヘッドマーク）