平成22年10月に山陰海岸が世界ジオパークネットワークに登録されたことを記念して、そのジオパークエリアを自転車で巡るイベントを開催しようと決めたのが22年の暮れのこと。昨年は台風で中止をよぎなくされ、丸二年越しで9月2日に晴天の下、山陰海岸ジオパーク コウノトリチャレンジライド in 但馬は開催されました。
参加515名中、リタイヤはわずか23名。それでいて「コースが過酷だった」というご意見をたくさん頂戴したということはコース設定としてはまずまずの評価をいただけるのではないかと思います。
また、当日の参加者からいただいた直接のお言葉や、インターネット上のブログやFacebookなどからはボランティアや沿道の声援に対して感謝のコメントが溢れ、主催者側としてもとても嬉しいですし、大会自体がまずは成功であったということを裏付ける証拠なのであろうと思う次第です。
さて、「では来年は…」という話が持ち上がって参ります。
参加いただいた方の多くは「是非来年も…」というご意見が圧倒的に多いです。しかしながら、運営する地元側としては意見は真っ二つに割れています。もっともこのイベントを好意的に見ている人がほとんどなのですが、これに関わるヒト・モノ・カネはかなりのものであるという事実があります。反面、これだけ広域なエリアがひとつになってひとつのことをやり遂げるというイベントはこれまでには無く、また今後もおそらくはないでしょう。
今年のイベントを十分に反省し検証し、そして次年度どうするのかの判断を早急にしなければなりません。
私は正直「やるべき」と思っていますが、数人の力では何にも出来ません。たくさんの人々が携わって初めてできるイベントだということを私に身をもって知らしめた今大会でありました。