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秋祭りまで、あと3日。

2011.10.11|まちの出来事・イベント情報

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いよいよ秋祭りが間近になり、10日の夜に衣装配りがありました。
秋祭りには「若衆(わかしゅう)」「若頭(わかがしら)」「執頭(しっとう)」「後見(こうけん)」「助(すけ)」「助頭(すけ)」「警護(けいご)」「警護頭(けいごがしら)」などと呼ばれる年功序列の細かい階級があり、それぞれに衣装が異なります。概ね自前で揃えるのですが、「警護」以上の階級になると伝統の衣装を借りることになります。それが写真の代物。
初めて大人の仲間入りをする時に着る団七(だんしち・若衆が着るハッピ)の緊張感、赤いタスキを掛ける責任感、団七を脱いで仲間で揃いの衣装を身にまとう年代になった時の安心感等々…、その年代ごとに衣装をまとう感慨はいろいろとありますが、こと警護衣装となりますとその感覚はちょっと異質なものになります。
物心ついた頃から秋祭りを見、そして参加している者にとって、特に幼少の頃はこの警護衣装を着た階級は、かなりなお年寄りだという思いがありました。先輩諸氏には申し訳ないながらも、もう人生も下り坂の人がこの部類に入るといったような感覚です(実際には40歳代後半から50歳代の人が該当)。
この度、そんな衣装に袖を通すことになってしまいました。実はあまり嬉しくない。けれども祭りは楽しみたい。かなり複雑な心境であります。
まぁ、息子の立ち位置(ポジション)とかなり近くになりましたので、今年は開き直って息子の背中を見ることを酒の肴に祭りに参加したいと思っております。
こんなことで…
秋祭りには人それぞれに思いがあって物語があって歴史があります。そんな伝統のある城崎温泉の秋祭りをどうぞ見物にお越し下さいませ。