現在、城崎文芸館に於いて、市内の城下町 出石(いずし)の「出石永楽館大歌舞伎」でこれまでに使われた「歌舞伎絵」8枚と「招き」7枚を展示しています。
「出石永楽館大歌舞伎」は平成20年に第1回目が開催され、今年も片岡愛之助さんらを招いて11月4日から9日まで興行が予定されています。
「歌舞伎絵」と「招き」は公演のたびに製作しており、歌舞伎絵は絵師 穂束豊国氏によって演目に合わせて描かれたもの。招きは、師走の風物詩として京都南座の顔見世でもお馴染みの役者名を書いた木札で、南座と同じ関係者が製作していて板幅いっぱいに書かれた独特の書体が特徴となっています。どちらも普段は高い高い頭上にかかっている物がとても間近で見ていただくことができます。
たいへんに貴重な機会ですので、お見逃し無いよう、お薦めいたします。