城崎温泉を中心に豊岡市の各所を舞台にした短編映画「めでたいヤツ ららら」の試写会があり、みんなで行ってきました。
この映画は「おかんの嫁入り」のメガホンをとった呉美保監督による豊岡市のPRショートムービーとの位置づけですが、私としては「映画作品」として見て欲しい秀作だと感じました。
物語は、両親の都合で横浜から城崎に引っ越してきた中学生の聡太が、旅館の息子の幸司や地元の人々の温かい人情に触れて成長していくというもの。クランクイン初日の5月23日は城崎温泉にとっては北但大震災記念日で、今から約90年前の大震災で城崎の街は壊滅し、そしてその後復興したことを教訓に毎年防災訓練をしているのですが、そのサイレンの音を聞いた呉監督は3月11日の東日本大震災に重ね合わせてどんな時にも負けずに明るく前向きな人のことを表して「めでたいヤツ」として思いを込めたということです。
作品は、今後国内外の映画祭に出品予定とのことで、たくさんの方々に観ていただければ嬉しく思います。
(冒頭で挨拶する中貝市長)