3月11日に発生した東日本大震災は未曾有の被害をもたらし、未だ復興の兆しが見えない厳しい状態が続いています。被災地の一日も早い復旧・復興を心から望んでいるところであります。
城崎温泉では大正14年の今日5月23日の午前11時10分にマグニチュード6.8の大地震がが発生し(北但大震災)、地震による倒壊とその後の火災により城崎温泉のほとんどは廃墟と化し、私の先祖も4名が亡くなったのでありました。現在の城崎温泉の町並みは、先人の努力と知恵の結集により震災後にできたもので、当時復興の先頭に立った西村佐兵衛町長の「この地に湯が湧き出る限り、子供達の歓声が聞こえる限り、城崎の町は必ず復活する!」の言葉は今でも我々の語りぐさとなっています。
城崎町ではこの5月23日を震災記念日として毎年大規模な消防防火訓練を実施し、さらには慰霊塔への参拝を町の行事として行っています。
もちろん私は仏壇にお参りもし、先祖に今日があることの御礼とこれからのことをお祈りしたのでありました。