さて、昨夜、津居山港から16隻の蟹船団が出港して行きましたが、漁を終えて帰港予定（正午）の少し前、本日の午前11時30分より、温泉寺薬師庵にて「蟹の豊漁祈願祭」が厳かな雰囲気の中、執り行われました。
「蟹は毎日獲れるもの」では決してありません。漁は自然が相手ですから、天候を始めとした様々な条件に左右される命がけの仕事です。もちろん終漁の日までお客様に喜んでいただけるよう十分な量を確保し質を保ちながら適切に保存するわけですが（「朝獲れの蟹じゃなきゃダメ」というのはかなりナンセンスな話です）、我々は自然により生かされていることをあらためて肝に銘じ感謝しなければならないのだと思うのであります。
今日は豊岡市長にも初めて出席していただきましたが、城崎温泉は華やかなPRイベントばかりだけでなくこのような厳かな事業も執り行っているということを直に体験していただいたことはとても良い機会であったと思っております（ご本人もそうおっしゃっていました）。
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