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大正14年5月23日午前11時10分

2007.05.23|まちの出来事・イベント情報

「北但大震災」と呼ばれ、地震による倒壊とその後の火災によって、城崎温泉はそのほとんどが廃墟と化してしまったのです。
今の城崎温泉の町並みは、その地震後に先人の知恵によって作られたもので、地震は大きな不運であったものの、この町並みが作り上げられたきっかけになったことは結果としては不幸中の大きな幸いでありました。ただ、城崎町だけで272名の尊い命が奪われ、その中には私の祖先も4名が含まれているのであり、代償はたいへんに大きいものでありました。 この教訓を生かし来るべき大災害に備えることを目的として、この日を「震災記念日」として、毎年大規模な火災訓練を全町挙げて行っています。
私も今朝、この訓練に参加して参りました。
また、訓練終了後には、全員で供養塔に参拝し、地震発生の午前11時10分にサイレンが鳴って全町民が黙祷をしたのでありました。 「天災は忘れた頃にやってくる」 分かっていることですが、今一度肝に銘じておきたい言葉であります。
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