麦わら細工は江戸時代より城崎温泉に伝わる伝統工芸品で、安価な物はお土産としてもお買い求めいただくことができますが、その細工の巧妙さは芸術性が高く、シーボルトを始めとしてその価値を評する人は非常に多いのであります。
さて、その麦わら細工を展示した「麦わら細工展」が、12月1日より「城崎文芸館」と「城崎麦わら細工伝承館」のそれぞれで始まりました。
まず「城崎文芸館」でのそれは、「城崎文芸館開館10年記念」と銘打ったもので、現在麦わら細工製作に携わっている23名の作品120点が展示されています（1月30日まで）。
一方「城崎麦わら細工伝承館」でのそれは、第一人者の前野治郎さんのひとり展です。氏の35作品が展示されています（3月27日まで）。
文芸館と伝承館は徒歩5分ほどの距離ですので、必ず両方に立ち寄られてじっくりと麦わら細工の素晴らしいを見ていただきたいものと思います。
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