松葉蟹漁の解禁に伴い、昨日(11月6日)午前11時30分より温泉寺薬師庵にて「蟹豊漁祈願祭」が厳かな雰囲気の中、執り行われました。
イベントの多い城崎温泉観光協会事業の中でも、この「蟹豊漁祈願祭」はお客様はシャットアウトし関係者のみで行われるもので、市長(代理)はじめ、市会議員、湯島財産区議長、津居山港漁協組合長、観光協会長(代理)、旅館組合理事長、商工会長、JR城崎温泉駅駅長等々のご臨席の下、今期の松葉蟹漁の豊漁と漁の安全を願い温泉寺住職の読経により祈祷していただきました。
「蟹は毎日獲れるもの」と思っておられる人が多いようですが、けっしてそうではありません。自然が相手ですから、天候を始めとした様々な条件に左右されます。もちろん終漁の日までお客様に喜んでいただけるよう十分な量を確保し質を保ちながら適切に保存するわけですが(「朝獲れの蟹じゃなきゃダメ」というのは全くのナンセンスな話です)、我々は自然により生かされていることをあらためて肝に銘じ感謝しなければならないのだと思うのであります。