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下駄供養

2016.07.8|まちの出来事・イベント情報

160708 160708-02城崎温泉には二世会(にせいかい)という組織があります。
そもそも二世会とは俗称で、正式名称は旅館経営研究会と言い、40歳までの若手旅館経営者によって構成されています。歴史はけっこう古く、おそらくは発足から半世紀は経っているのではないかと思っています。
その二世会が主催する伝統行事として「下駄供養」というモノがあります。
外湯めぐりやゆかた掛けで活躍する木製の下駄は消耗すると廃棄せずに一年に一度温泉寺のご住職に祈祷いただき、その後にお焚き上げを行います。この行事発足当初はおそらくは火祭り的なイベントの要素が強く、燃え上がる炎を大勢のお客様が見物するという図式であったと思います。
それが最近は祭礼的な意味合いが強くなり、極々内輪で行い、下駄に感謝し、つまりは商売の繁盛に感謝し、そしてこれからの益々の繁栄を祈りするのであります。

ということで、本日、夕刻より今年の下駄供養が開催されましたので、私もお参りに行って参りました。まずは心を清らかにし、そして、これまでの一年の御礼とこれからの一年の無事と安全をお祈りして参りました。