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湯島財産区議会議員選挙

2015.02.9|まちの出来事・イベント情報, 普段は表に出ない裏側の話

明日2月10日は「湯島財産区議会議員選挙」の告示日です(投票は15日)。
市議会議員や町議会議員ならいざ知らず、「財産区議会議員」という名称につきましては、あまり聞き覚えの無いお客様も多いことと思います。

ここからは分かりやいことを優先して、少々乱暴な言い回しをいたしますが…

城崎温泉の町並みが今も昔も変わることのない佇まいを見せているのは何故かご存じでしょうか?
いくつもの外湯が存在し、ゆかた掛けのお客様が大勢お歩きになるのは何故かご存じでしょうか?
およそ80軒近くある旅館だけで無く、まちにある商工業者や一般町民がみんな仲良く、街全体でお客様をお迎えしようとしているのは(しようとする姿勢があるのは)何故かご存じでしょうか?

これらは城崎温泉に元々からある「共存共栄」と「互助の精神」によるところが大きいのであります。
つまり、城崎温泉では私有の泉源を一切持たず(個人が勝手にボーリングできません)、温泉は区民(湯島区)の共有の財産なのであって、付近の山林を含めた町並みも、皆が共有して大切に守り続けてきたものなのであります。このまちでは「自分さえ良ければよい」「自分さえ儲かればよい」といった考え方は伝統的に存在しないのであります。
そういった湯島区民の共有の財産を区民を代表して管理するのが「湯島財産区議会」の大きな役割となります。

余談ですが、野々村(元)県議会議員が城崎温泉を100回以上視察したとうそぶいて大きな話題となりましたが、城崎温泉はこのように全国的にも希な街づくりをしている地域ですので、全国各地からの視察は元々多いということだけは正しいということを申し上げておきたいと思います。