歌人与謝野晶子は、昭和5年に夫鉄幹と夫妻で城崎温泉に訪れています。短歌を残し、「日没を円山川に見てもなほ夜明めきたり城の崎くれば」という歌碑が一の湯のところに建っています。
さて、与謝野晶子の功績を顕彰し、後に続く才能を発掘することを目的として第19回「与謝野晶子短歌文学賞」(産経新聞社主催、県、豊岡市、城崎温泉観光協会共催)の表彰式と選評会が、6月23日(日)に当館から徒歩1分のところにある城崎大会議館で開催されます。全国津々浦々から作品の応募があり「一般部門」には1,000人から2,490首、「青春の短歌部門」には78校の中学・高校などから1万7,866首の応募があったと聞いています。
また、これに合わせて、22日(土)17時30分からは元NHKアナウンサーの加賀美幸子さんと歌人で宮中歌会始選者の永田和宏さんによる「短歌を“読む”」をテーマとした特別対談も行われます(入場無料)。
また、但馬で詠んだ歌を新設の「即詠・吟行部門」として同日募集、吟行ツアーも開催し表彰式で優秀作を発表することになっています。