城崎温泉の町並みは温泉情緒に溢れ、古くから文人墨客が数多くやってきていて、温泉街にたくさんある文学碑のように多くの足跡を残しています。そういったことからも分かるように、城崎温泉は一般のお客様の短歌や俳句の素材としてもよく用いられ、今年で第12回目を迎える城崎短歌コンクールや、同じく第8回目の城崎俳句コンクールには、全国から実に3,000以上の応募をいただいています。
例年3月の月末にこの1年間の成果を報告し表彰する入賞式を城崎文芸館で開催しており、今年は3月27日に開催されます。今年は東北地方太平洋沖地震の影響で東日本方面からの出席者が少ないのではないかと懸念されますが、毎年この入賞式には全国から200名もの方が出席されおひとりずつ表彰されます。
選者はテレビでもお馴染みの安森敏隆先生(歌人・同志社女子大学教授・文学博士・城崎温泉観光大使)。
先生の独特なコメントに笑う時もあれば、中には感動的なエピソード紹介に涙を誘う場面もあります。そう言えば16年前は阪神大震災関連の、しかも癒しの作品が多かったと記憶しています。
いろいろ想いを巡らしながら、今年の入賞式がとても楽しみであります。