一の湯前の土産物店「花兆庵」の店主 森貞(もりさだ)さんが、これまで収集してきた城崎温泉関連の明治・大正・昭和期の大量の写真の中から約150枚をまとめた「城崎温泉 町並み写真集」を発刊されました。
200部制作し、1冊3,700円で花兆庵さんで販売されていますので、「売り切れないうちに…」と、私もさっそく購入して参りました。
私個人としては、多くが何度か拝見させていただいたことのある写真ではありましたが、年代順に構成され城崎温泉の変遷がよく理解できること、そして、写真の説明書きがとても興味深く、手に入れることができてたいへんに良かったと思っています。
写真集の冒頭に「…先人たちがつくりあげてきた町並みを守り、大切にしてきたように、行政及び地域住民が共にその精神を伝承し、後世にも引き継ぐことこそ、今後の城崎温泉の更なる発展に結びつくものと考えられる。」とあるように、この写真集が問いかけるものは実は「とても深いのだ」と、つくづく感じるのでありました。
なお、当館の前身「常盤本館」の写真も、大正期(震災前)のところに収められていました。
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