昨日は午後より日帰りで大阪出張でした。
蟹漁解禁となりたいへんに多忙となりましたが、にも関わらず…であります。
今や「温泉」と「蟹」は、どちらの観光地でも取り上げられる旅行の大きな目玉商品です。その老舗である城崎温泉では、情報が氾濫錯綜しブランド力がぼやけぬよう、或いはお客様に適切な情報が流れるよう、お客様を紹介する立場の旅行業者の社員さんやマスコミの方々等を大阪の某ホテルの大ホールに招待し、「只々、蟹を食べていただくだけ」のイベントを松葉蟹漁解禁直後の毎年11月に開催しているのでありました。
「冬の城崎まるかじり」と銘打ったこのイベントは、阪神大震災直後から始めたもので、招待者数約500名、実際に城崎温泉で出している本物の蟹を大量に持ち込み、そして関係各位から食材や飲料の提供をいただき、城崎温泉からも大勢のスタッフが乗り込み、その費用と労力はたいへんなものがありますが、12年間(12回)も続けて参りました。
インターネットは本当に便利なツールでありますが、逆に情報量が凄まじく多くなり、その情報の信憑性も分かりにくくなる欠点もあります。このように実際に食していただくことによっての「人と人との和」、「口コミの力」というものもけっしてあなどれない大切なことだと思うのであります。