今日は県境の岩井温泉(鳥取県)で開催された「温泉学会 第7回全国大会」に出席して参りました。
と申しましても、実はパネリストとして出席する観光協会長の運転手として行ったに過ぎないのでありました。「学会」「学問」という単語を聞いただけで、どうも私には気後れしてしまうところがありましたが、会長の指名とあらば行かざるを得ず、いたしかたなく参加させていただいたというのが正直なところでありました。
大会は2日間に渡って開催されていて、今日はその2日目。会長の登壇する1時間以上前に会場に到着しましたので、大会の最初の方から参加させていただく形となったのです。
(失礼を承知で言わせていただきますが)これが予想に反してたいへんに面白い。元々、片山鳥取県知事は全国でも一目置かれる人ではありますが、県観光課長も30代前半と若いながらもたいした人だと感心した次第。これまでの行政の観光への関わり方を批判するだけでなく、方向性を明確にお持ちだと感じ取れ、第一にご自身が幼少の頃より温泉や観光地に行き実体験の温泉感を持っておられるのには、民間人の私としては心強さを感じたのでありました。こういったお役人のおられる鳥取県という地域を羨ましく思ったのも偽らざる気持ちであります。
さて、本番の観光協会長が登壇したパネルディスカッションですが、同じ県内の有馬温泉、そして大分県の別府温泉、そして地元岩井温泉の温泉地活性化に向けた斬新な取り組みが披露され、これも食い入るように聴かせていただきました。元々噂では聞いていた取り組みの披露が多かったのですが、現地の人の生の話は説得力があります。ただし、時間が短かったので詳しく聴けなかったのが残念。それで余計に興味が湧き、今、私の頭の中で色々な思いが湧きだしているのでありました。
城崎に帰ってきてさっそくにインターネットでいろいろと調べています。けれども百聞は一見にしかず。行ったことがない地域ではないですが、それでもひとつの目的を持ってまた再訪すべきかな? と考えています。もちろん城崎温泉の為に…。