2日間、城崎温泉を留守にしていました。1泊2日で長野・岐阜方面に視察に行っていたのですが、片道約8時間・往復16時間のバスの旅はいくらなんでもきつかったです。ちょっと疲労気味ですが、ここで体を休めていては視察に行った意味がありません。気を引き締めて頑張りたいと思います。
さて、いきなりですが事件発生です。
今朝見つかったのですが、某外湯の玄関に設置してあるみんなの傘の募金箱が荒らされていたのでした。
「みんなの傘」の名称にはふたつの意味があり、ひとつは「みんなが使える傘」という意味。文字通り、町民、お客様問わず、必要な時に誰が使ってもよい「お助け傘」なのであります。
そしてもうひとつの大切な意味は「みんなで管理し合う傘」という意味。置き傘というものは、誰かが管理しないとすぐに破損や紛失をしてしまうものであると考えられます。みんなの傘は使う人が次に使う人のことを考えて大切に使い、また次の人が次の次の人のことを考えて使っていくから地域に根付いているのであります。
また、傘の設置してある外湯の湯番さんや旅館案内処や文芸館、JRの職員さんはじめ、まちの方々の温かいケアが感謝の意を尽くしても尽くしきれないくらい後押しをしてくれているのであります。
こうして「みんなの傘」は「みんなで使い、みんなで管理する傘」として城崎温泉のホスピタリティーの象徴となっているのであります。
このみんなの傘の傘立てには「募金箱」と称しまして、傘を利用される方の心付けを受け付ける箱を取り付けており、いただいたお金はみんなの傘の運営に有り難く役立たせていただいているのでありますが、その募金箱のひとつが破壊されているのが(ふたをこじ開けられていました)今朝見つかったのであります。
たいへんに悲しいことであり、心付けをいただいた皆さまには本当に申し訳なく思う出来事であります。
今後こういった心ない行為は、ぜったい止めていただきたいものであります。