スキーシーズンまではまだ少しありますので気の早い話ですが…。
神鍋スキーエリアで雪の質・量共に最高を誇る「奥神鍋スキー場」に、駐車場からゲレンデまでの登行リフトが今年新設されます。
と、書けば、なんということもない単なる“いち出来事”のようにお感じになるかもしれないのですが、実はこれがかなりの画期的で歴史的出来事なのであります。
あくまでもゲレンデスキーヤーではありますが、（途中リタイヤしていた期間もありますが）、30数年間の長きに渡り私は奥神鍋スキー場を利用してきました。いやいや私のスキー歴などどうでもよく、奥神鍋のスキー場としての歴史にとって、入口にある駐車場からゲレンデまでの細くて長い坂道はなんとも苦痛のタネでありました。
私も若くて元気のいい頃は、修行僧にでもなった気分で「この苦痛の先に楽しさが待っている」と、足首が自由にならないスキー靴を履いて黙々とただひたすらに歩いて登ったことを思い出します。けれども今時のお客様にはそんな修行僧気分は絶対に理解されません。
半世紀以上に渡る奥神鍋スキー場の歴史において、あって当たり前である筈なのにこれまで無かった「登行リフト」がついに設置されることになったのです。これには本当に感慨深いものがあります。
近年、「奥神鍋スキー場」の開発には目を見張るものがあります。
今や隣りの「万場スキー場」とも繋がり、大スケールのスキー場へと変貌いたしました。雪の降るのが本当に楽しみになって参りました。
《追伸》
神鍋スキーエリアの一番入口にある「アップ神鍋スキー場」では、人工雪づくりが始まったとの記事も見つけました。オープンは11月22日。「まだまだ…」と思っていましたが、あと1ヶ月後のことです。