毎年のことですが、城崎温泉は3月になるとお客様の平均年齢がグッと下がります。大学や高校の卒業旅行の地に城崎温泉を選んでくれる若者がたくさん居るからです。
当館は個人客専門ですから若いお客様でもカップルが中心ですが、温泉街には10名や20名の若者グループもよく見かけます。
ちょっと説教じみているかも分かりませんが、ここで皆さんに是非言いたいことがあります。
「ゆかたはもっと上手に着ようよ」「ゆたかは粋に着てこそ格好良いんだよ」「ゆかたで大股歩きはダメだよ」と。だらしなくゆかたを着ているお客様があまりに多すぎると思っています。
皆さんお持ちのスマホで検索すれば、ゆかたの上手な着こなし方はいくらでも出てくる筈。そして、着方が分からなかったら(旅館スタッフ)に遠慮なく尋ねていただいてもいいんですヨ。
温泉街には丹前(たんぜん)を腰ひもで結ばずに風になびかせガウンのように着ている若者が溢れています。この風景はちょっとアカンと私共は思っています。
実は旅館の対応にも疑問を感じています。
当館ではゆかたで外出されるお客様が間違った着方をしておられたら必ずお声掛けして正しく着ていただくよう着付け直しをしています(それ以前に客室に着方の図解を置いていますが)。他館さんでは、お客様に正しい着付けの声掛けをしないのかな? なんて思ってしまいます。
「粋に着てこそのゆかた姿」
ゆかたを上手に着ると男性はより男前に、女性はより女性らしく見えること間違いありません。是非是非トライしてみて下さい!