当館では勿論のこと、城崎温泉の旅館では玄関に名入れの（旅館名の入った）雨傘を置いています。城崎温泉では外湯めぐりやまち歩きが名物ですから、お客様が外出される頻度というのは他の温泉地の旅館とは比べものにならないくらいに多いと思います。それだけに旅館の傘を使われることも多くなるわけです。
さて、雪や雨がよく降るこの冬期間に於いて、毎年毎年実に多くの名入れ傘が無くなってしまうことが当館としての大きな悩みなのであります。少々の紛失であればとやかく言わないのですが、毎年シーズン前に60本単位で追加で新調してもドンドンと無くなってしまうのでいささか閉口しております。今朝はとうとう傘立てに残り3本となってしまいました。
外湯や店先での他館さんの傘との取り違えや傘の無いお客様の勝手な横取り使用が主な原因と考えられるのですが、名入れ傘なのですから最終的に当館に戻ってくれば結果オーライでいいのですが、その回収率があまりに少ないのであります。傘はいったいどこに行ってしまうのでしょうか？
先日も10km先の豊岡駅の近在の方から当館の傘を4本見つけたと連絡いただきました。（泣）
せめてものお願いとして、丁寧に扱っていただいて、最後はJR城崎温泉駅か駅前の旅館案内処にご返却いただければ幸いであります。ご理解のほど何卒宜しくお願い申し上げます。
また、できますれば各自携帯用の傘をご持参いただければ幸いであります。
