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外国人に人気の日本の観光スポットランキング2016

2016.06.25|その他徒然に・・・

160624-04この度、我が城崎温泉が世界最大のクチコミサイト「トリップアドバイザー」の「外国人に人気の日本の観光スポットランキング2016」の29位に選出されました。
これはとても名誉なことだと思うのですが、中には「えっ、外人多いの?」と、外国人客の多い観光地を敬遠される日本のお客様もおられるのでは無いかと思っています。
でも城崎温泉はそうではないのです。
あくまでも私見ですが、それらのことについて私共の考えを申し上げたいと思います。

過激な発言だと思われるとしたら失礼をお許しいただきたいのですが、ランキング30位までのスポットを見てみますと、日本人客はそれほどまでに行かないけれども外国人客にはすこぶる人気のスポット、外国人客からのあまりの人気故に日本人客が行かなくなった(行きたくなくなった)スポットも数多くあるような気がいたします。一方で、外国人客に人気だけれども日本人客にも人気でうまく共存できているスポットというのもあります。つまりそのひとつが「城崎温泉」なのであります。
城崎温泉はいわゆるゴールデンルートから外れたわざわざ行こうとしなければ行くことができない地域、つまりは城崎温泉の佇まいや温泉情緒に魅力を感じ、日本的なマナーを守り、日本に溶け込み、日本の良さを心で感じ楽しみたいと思う外国人が自ら望んで訪れているのです。外国人ならば誰でもかれでも来ているのではないのです。しかも、城崎温泉のインバウンド戦略は取り組み当初から一貫して「英語を話す個人客」をターゲットにしています。まちのサイン(看板)も日本語に加えて英語並記があるのみ。世界各国の言葉表示があるわけではなく、ひょっとするといささか不親切で他の外国人が多い観光地とは一線を画した対応なのではないかと思うわけですが、その為にある程度のフィルターを掛けることができると思いますし、看板乱立の違和感も全くありません。
また、城崎温泉のコンセプトは「まち全体を一軒の旅館」と捉えて、駅が玄関で、道路は廊下で、外湯が大浴場で、土産物屋が売店で、そして約80軒ある旅館が客室で…、という住民みんなの『共存共栄』の精神なのですが、お客様についても同じで外国人客が日本人客を押しのけて入ってくるのではなく、日本人客と外国人客とが共存共栄していただきたいと思っており、いわゆる爆買いをされるお客様には全くと言っていいほど興味を持っていないのであります。
29位という順位は意外に絶妙な位置と思われ、無理をしてトップテン入りなんて望まない方が共存共栄が保たれるのではないかと思うわけです。
とにかく城崎温泉に来訪する外国人客はどなたもとてもとても友好的で素敵で、接遇をしていても「楽しい」というのが我々スタッフの率直な感想であります。

また、ランキング30位までのスポットを見ていて私なりに気が付くことがあります。
それは「まち」というくくりでランクインしているのは「城崎温泉」だけ。そして、温泉地としてランクインしているのも「城崎温泉」だけなのであります。
「外国語版 地球の歩き方」ともいうべき「Lonely planet」の「Japan」というガイドブックに、『Best Onsen Town』として城崎温泉が紹介されているのですが、トリップアドバイザーでもまさに同じ分野で評価していただいたということでとても嬉しく思っております。

 

http://tg.tripadvisor.jp/news/ranking/inboundattraction_2016/