城崎温泉泊覧会（城崎オンパク）に象徴されるように、今「着地型観光」を導入しようとする機運が非常に高まっています。つまりは、旅行して、単に温泉を楽しんだり、食を楽しんだり、観光をするだけではなく、その土地ならではのプラスワンを提供することによって、何度でも来てもらえる、そして1泊だけでなく連泊していただけるより魅力的な観光地づくりをしていこうという取り組みが全国各地で興っています。
そのひとつとして、今日はヘルスツーリズムについて大学から先生をお招きして座学を行った後、実際にインストラクターの指導の下でノルディックウォーキングを体験して参りました。
ノルディックウォーキングとは、スキーのストック（ポール）のようなモノを両手に持っての散歩や山歩きのことなのですが、これがストックがあるのと無いのとでは大違いで、ストックを持つことで必然的に全身運動となり、姿勢も良くなり、代謝効果も抜群になるのです。そして、城崎温泉にある自然と情緒と温泉入浴をマッチングさせることで、その効果を最大限に引き出せるということなのです。冬にスキーを愛好している私としても、この意外なストック効果にはたいへん驚いてしまいました。
城崎温泉では、早朝よりウォーキングをしている町の住民も多く、これは行政方針としてもこの住民の方々に是非ストックを持って歩いてもらうという指導をまずは即刻していくべきだと思った次第です。地道な取り組みが前提とはなりますが、根付けば城崎温泉にもとてもプラスになるモノと今日参加して強く感じたのでした。
