昨年、今年と、二年続いて雪がよく降ります。
「住めば都」と申しますが、私共もこんな雪国に暮らしていても、“苦”と思ったことは一度もございません。雪とも上手に付き合えば、とても楽しいものであります。
さて、所用で大阪からJRに乗って帰る私の父が、一緒に乗っている大勢のお客様が城崎温泉に近づいて車窓に雪景色が広がると一斉に歓声を上げておられた、と今日申しておりました。やっぱりお客様も雪が大好きなんだと思います。冬はやっぱり雪景色を望んでおられるのだということであります。
しかしながら、城崎温泉駅に降り立ったお客様は、別の歓声を上げられることになります。履いてきた靴が雪道には不向きで、たちまちビショ濡れになってたいへんなことになるからであります。
そんな中で昨夜お泊まりであったグループ客様はどなた様も、ナイスな靴を履いてこられていました。つまりはお洒落長靴だったり、頑丈な革のブーツだったり…です。そしておまけに折りたたみ傘を全員携行されていました。ちょっとしたことなんですが、それでもなかなかここまで徹底しているお客様は少ないのが現状です。
ちょっとした気の使い方で、結果は大きく違って参ります。ご一考賜れば幸いであります。