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城崎温泉のバイブル「城崎物語」

2011.01.12|その他徒然に・・・

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城崎温泉のみんなの共通事項は「共存共栄」であります。
それを巧みに表す言葉として、城崎温泉は“まち全体で一軒の旅館”に例えられることがよくありまして、駅が玄関で、道路は廊下で、外湯が大浴場で、土産物屋が売店で、そして100軒ある旅館が客室で…。 というものであります。
今や城崎温泉は全国の観光地からまちづくりの好例として視察のメッカとなっていますが、このまちは一朝一夕で作られたのではなく、長い長い歴史、文化、慣習、先人たちの知恵、そして今を生きる我々の次代に継承していこうとする「共に生きる」という理念の解釈等々によって脈々と引き継がれているのであります。
それは城崎温泉に元々生活している人々はもちろんのこと、城崎に新しく入ってきて新たな商売を興そうとする人々にも共通し、また必ず守られなければならないもので、法律ではなくとも、「血の通った人」ならば誰でも感じとれる「生きる術(すべ)」なのであります。
したがってこれを守らない住人が仮に出てきたとすると、それはすなわち城崎温泉のコミュニティーの崩壊を意味することになります。城崎温泉の「共存共栄」の理念はとてもとても重く、そして全ての住人が背負わなければならない義務なのであります。
それを解説した本がまさに「城崎物語」であります。
今、廃業した大型旅館に外部資本参入の事実がありますが、城崎温泉に参画を決められたと同時にこの共存共栄の責務はセットで漏れなく付いてくるのであります。たいへんにご苦労なことですが、世間が見ています。マスコミが注目しています。何よりもお客様が欲しています。そして我々にもあなた方にも家族や子供が居ます。よく理解していただき、共にがんばりましょう!!