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ヴァーチャルときわ別館

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当館のルーツ

2010.10.7|その他徒然に・・・

101006.jpg この度、秋祭り関係者に代々伝わる「中部永代帳」の第一巻を手に取る機会がありました。 その中の「大檀尻復興日記」の昭和7年10月24日のところに次のような記述がありましたので紹介をいたします。 -----------------------------------– 午前7時 土居より古檀尻を川船に乗せて今津に到着す。それより青年を招集して御幣を新調し、地蔵湯及び稲荷神社の幕、カーテン等を借用して飾り町中を練廻り、大いに檀尻復興の気勢を揚げる。古檀尻の保管を常盤の財木倉庫内に依頼せり。此の古檀尻を改造修理して小檀尻とせり。 (以後略) -----------------------------------– ということで、古檀尻の保管をした場所が「常盤(ときわ)の財木倉庫」とありますが、この常盤(ときわ)とはまさしく当館のことで、当館は昭和の初期には工務店も経営しており、そんな当館のルーツが光栄なことに永代帳の第一巻に刻まれているのであります。 ちなみに、城崎温泉の秋祭りのだんじりは「大檀尻(おおだんじり)」、子供用を「小檀尻(こだんじり)」と言うのですが、記述の通り、今の小だんじりは復興以前は大だんじりとして使われていた物で、大昔に大だんじりを新調する際に日高町の土居地区に譲られ、その後震災でその新調した大だんじりが焼失したことにより、土居地区から買い戻され、それを手本として昭和9年に大だんじりが新調され、それに伴って土居地区から買い戻しただんじりはそれ以後小だんじりとして使用され現在に至っています。今は子供用の小だんじりですが、当時は大人の背が低かったことから大だんじりとして十分な大きさであったということだと思います。 ]]>