今月14日・15日の秋祭りに向け、毎日着々と準備が進んでいます。その準備たるや、たった2日間のお祭りでありながら、ほとんど1年間に及ぶものであり、当日まで1ヶ月を切ってからは特に慌ただしくたいへんになるのであります。そして、そのほとんどが20代や30代の若者によって執り行われ、私たちもそういった年齢を経て今日に至っているとはいえ、この現代に於いて昔ながらのしきたりを受け継ぎ進行していく若者の皆さんには本当に頭が下がる思いであります。今日はそんな中でも祭り執行に向け、とても大切な会議が執り行われました。写真はそこで出された茶菓でありますが、いつも通りの城崎温泉の名店「みなとや」さんのお菓子の詰め合わせであります。こんな些細なことも何ら昔と変わらずのことであり、うん十年前に私も携わった行事ごとなのでありました。人は産まれ、そして死んでいきます(なんか哲学的ですが)。ただし、祭りは延々と受け継がれ続いていきます。昔も今も同じ大檀尻(おおだんじり)がさながら生き物のように温泉街を駆け巡ります。私の祖父も父も触れた同じ大檀尻を、私も触れる不思議を感じながら、今年もまた元気に参加できる幸せを感じるのでありました。