ちょっとお堅い表題となってしまいましたが、以前より真剣に悩んでいることについて触れてみたいと思います。
8月末に東京に行った際、東京辰巳国際水泳場の近くの某有名遊園地に行って参りました。関西ではたくさんの遊園地が赤字~廃園する中(先日も奈良ドリームランドが廃園いたしました)、さすがにこの遊園地だけはたいへんな賑わいをみせていました。
言うまでもなく施設は全てにおいてレベルが高く、大人の私でもたいへんに楽しい。広大な敷地の中に“まち”が見事に設計されていることには本当に目を見張るものがありますが、もっと「凄い」と思ったのは“ゴミ”に対して。
とにかくゴミが無い。まちが凄くきれいだということです。
園内スタッフのゴミ拾いはひとつのパフォーマンスでありますが、ゴミに対する意識付けがお客に対して行き届いていると感じられる点が凄いとうなるのであります。
きれいなまちだから誰もゴミをしないのか、誰もゴミをしないからまちがきれいなのか分かりませんが(すいませんTDL初心者なのでごめんなさい)、ポイ捨てや放置ゴミの類がまったく無いのであります。この現象は当地“城崎温泉”をはじめ、全国の観光地では考えられないことなのであります。どこの観光地でもお越しいただいたお客様に「ゴミをするな。まちを汚すな」とは言いにくいのです。言うことでマイナス要因にとられることを恐れるがあまりのことであります。
しかしながら、現実としてはどこの観光地においても大きな問題となっていることは事実。城崎温泉においても例外なくそうなのであります。
今、架け替えが決定している餘部鉄橋(あまるべてっきょう)では、最後の姿を見ようと本当におおぜいのお客様で賑わいを見せています。この餘部鉄橋付近においてもゴミ捨てをはじめとした悪質なマナーが横行し、付近の住民が頭を抱えているということです。これはそれを報道した記事ですが、TDLにあって我々に欠けているものがあるとすればそれは我々としても非を認め改善していかなければならないのでしょうが、現状としては一時的な策はあっても抜本的な策は見あたらず、只々お客様のモラルに任せるしか方法がないのであります。