今、豊岡市民が最も手に取っているであろうと思われる一冊です。
内容は私たちにとっては真新しいモノは一切無く、そのほとんどが知っている話ばかりで構成されています。それでもまずは感激し、感動するのであります。
私たちはこの話を著者の中貝さんご本人から何十回となく聞いているので、言わば中貝さんの講演の台本を見ているような感覚なのかもしれません。
一方、この本を通して豊岡の取り組みを知ったという方には、適うことならば中貝さんご本人のお話しを直接聞かれる機会を持たれることを強くお薦めします。(もはや中貝さんの存在そのものが豊岡の観光資源なのかもしれません。)
さて、この本を東京で働く私の子供たちにたくさん手渡したいとも思います。
自己紹介の名刺代わりにこの本を周囲の方々に渡して、もし読んでいただけたらとしたら、豊岡出身の彼ら彼女らを見る周囲の目もきっと大きく変わることだろうと思うわけです。
私自身はというと、これは過去のお話しではありません。今も進行している話です。これから先 歩みを止めるとあっという間に元の木阿弥に戻ってしまうやもしれません。「しっかりしろよ」と言っているようにも受け取れ、いろんなところで様々な関わりを持ち続け、さらには気持ちを引き締め緊張感を持ち続ける為の一冊と位置づけられます。