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ヴァーチャルときわ別館

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新しくなった「安心・安全」の印

2006.10.5|ときわ別館の様子・出来事

旅館・ホテルというものは、大勢の命をお預かりする商売であります。衣・食・住の全てにおいて万全の配慮と態勢で日々お客様をお迎えしているのでありますが、その状況をお客様に判断していただくひとつの目安として、消防においてはマル適マークというものがあります。
1980年の栃木県川治温泉の川治プリンスホテルでの火災により45人の死者を出したことがきっかけとなり、消防庁は防災基準適合表示(マル適マーク)の交付を開始いたしました。さらに82年の東京・ホテルニュージャパンの火災(死者33人)によりマル適マークの基準がさらに強化されることになったのでありますが、残念なことにこういった法律は、惨事をきっかけとして強化されていくのです。起きてしまったことを教訓として改善されていくわけで、そこには尊い命が必ず代償となっています。
そして、まだ記憶に新しいところですが、2001年9月に新宿歌舞伎町の雑居ビルにおいて死者44人を出す大惨事が発生してしまいました。この事件を教訓としてさらにまた消防法が改正されることになり、これまでの「マル適マーク」は廃止され、あらたな法律が施行されることになったのです。

当館もその新制度に従い、これまで掲げていた「マル適マーク」の表示を10月1日より「防火自主点検済証」に替えさせていただきました。これからはこのプレートが「安心・安全」の印になります。
ただし、これはひとつの目安に過ぎません。日々精進し常に緊張を持ってお客様をお迎えしなければならないということは、今さら言うまでもありません。