さて、当館の中庭もいよいよ冬支度をすることにいたしました。
9日の月曜日から3日間の予定で、雪吊り・雪囲いの設置作業をいたします。本来の目的は中庭の木々を雪害から守る為のもので、樹木に藁縄(わらなわ)と竹で補強をしたり、囲ったりするものです。
しかしながら、職人さんの作業を観ているのはとても楽しく、出来上がった時の機能美も素晴らしいものです。だいたい「作業」と呼ばれる類のものは、裏方仕事でお客様には本来お見せするものでは無いと思いますが、庭職人さんの仕事も一種のエンターテイメントであると考えると、器用に出来上がっていく様子を見ることはまたとない特別な機会であります。
天候による日程の変更等はご容赦いただきたいと思いますが、どうぞ職人仕事を楽しんでいただければ幸いです。
なお、写真は雪吊り・雪囲いを施した上に約30cmの雪が積もった過去の庭風景です。