最近は、手仕事や、古いモノ(古くても丁寧に使い込んだモノ)や、木の温もりなどが見直されているということです。
ならば旅館はそれらの宝庫なのだと思うわけです。
とりわけ当館は、平成9年に大改築をいたしましたが、古くても状態の良いモノは再利用するというコンセプトを掲げてリニューアルをした為に、例えば建具はほとんどがサッシでは無くて木製、鍵はネジ式、ドアノブは真鍮(しんちゅう)製といった感じなのです。
正直なところ多少のすきま風はありますが、今後もこういったこだわりは持ち続けていきたいと思うのであります。