梅雨に入ったと申しますのに、ほとんど雨が降りません。
とは言え、湿度も低く過ごしやすい気候ですので、観光には好条件となっています。
けれどもそれでは困ることもありまして…
例えば、モリアオガエル。
当館では毎年梅雨の頃に、地方によっては天然記念物に指定されているモリアオガエルが産卵をいたします。産卵が非常に変わっていて、中庭の池の水面上にせり出した木の枝に泡状の卵塊を産みつけます。それが雨で溶かされるようにポタポタと水中に落ちていくのです。
けれどもこのモリアオガエルくん、今年は雨が降らないので少々バテ気味に見えてしまいます。まだ一向に産卵の気配が無いのであります。