梅雨末期になってから雨が続きます。
昨夜のこと、23時を過ぎていましたが、消灯し薄暗くなった玄関を頼りなさそうにモゾモゾと這う小さな影が一体。よく見ると蝉(セミ)の幼虫が地中から這い出て、適当な居場所を探しているようです。もちろん玄関内は安住の地では無く、どうやら迷ってしまったようでありました。
蝉は地中で何年も暮らした後、地上での(成虫での)寿命は数週間という生き物です。「せっかくこれまで生きてきたのに、踏まれでもしたらたいへん」と、小雨でしたので近くの木にとまらせてあげたのですが、なんとその後、明け方からは大雨に…。
朝、目が覚めた時には驚きましたがもはやどうすることもできず、出社した際に真っ先に様子を見に行ったのでした。
すると大雨の中、幼虫はサナギへと変わり、サナギは成虫へと羽化して既にもぬけの殻でありました。
この雨が止むとおそらくは数日後に梅雨明けが宣言されるものと思います。蝉の大合唱はまもなくであります。