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ヴァーチャルときわ別館

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お帰り“コーン”

2005.12.30|ときわ別館の様子・出来事

“コーン”と申しましても、“とうもろこし”のことではありません。いわゆる安全標識としての“コーン”のことであります。
使い方としては、「ここから先は入っちゃダメ」といったような用途だと私は理解しております。

さて、当館の駐車場は、旅館の玄関横と川を挟んでの真向かいとの2箇所にありますが、真向かいの駐車場は道路沿いにあり、しかも広く、しかも舗装がしてある為に、どうしても行き交う車のUターン場所になってしまうのであります。当館の私有地でありますし、「お客様の車にぶつけられでもしたらたいへん!」と、常日頃からコーンを立てて車が進入しないようにしているのであります(今のところ、それで事故になったことはありませんが)。
しかしながら、コーンとコーンのわずかな間をすり抜けて進入し、転回して出て行く車が後を絶たないのです。本当に困ったものです。
そもそもこの“コーン”ですが、「ここから先は入っちゃダメ」というものですから、進入する際は運転者にも確実に認識できるものの、一旦進入し、バックで出て行こうとすると、これがなんと死角となって全く見えないのであります。
それでどうなるかと言いますと、多くの車がこのコーンをバックの際に車の下に巻き込んでしまうのです。コーンは柔らかいプラスチック製ですから、ひしゃげて車の下に潜り込み悲鳴を上げることになります。時にはそれで割れてしまうこともあります。何度も何度もひしゃげ、そして割れを繰り返しボロボロになりながらも忍耐強く使用していたのでしたが、あまりの回数に耐えきれずとうとう完全に真っ二つに壊れてしまいましたので、今月の初めに新しいコーンを3個購入したのでありました。

事件は新しいコーンを購入したその日の夜に起こりました。翌日の早朝、真向かいの駐車場を見ますと、3個ある筈のコーンが2個しかないのであります。
どうなってしまったのか?
バックの際に車の下に巻き込まれたコーンは、そのまま車の下にとどまったまま引きずられて、車と一緒にどこかに行ってしまったようです。もちろん運転者は気がついていなかったこととは思いますが、当館としては買ったその日のいきなりの出来事ですからショックでありました。
まぁ~高い物でもありませんし、あきらめるしかありません。

そして、それから1ヶ月ほど経った今日のお昼過ぎのことでありました。
当館から500mほど先の橋の上に「ときわ別館」と名前の入ったコーンが転がっていると、町内の方から情報をいただいたのです。それですぐに取りに行って来たのです。
久々の対面でありました。反射テープははがれ傷も付いていましたが、それでも手元に戻って来たのであります。
とにかく良かったです。
めでたし、めでたし…。