世の中でどのような出来事があろうとも、季節はいつものように訪れそして時は流れて行きます。
4月23日は例年であれば温泉まつりが盛大に開催されます。加えて今年は城崎温泉が開湯されてから1300年目という節目の年にあたり、4月23日が1300年祭の皮切りの日の筈でありました。
ご承知の通りにコロナ禍によって1300年祭の記念行事は中止或いは延期となっていますが、とは言え開湯1300年は揺るぎないことです。当館も玄関に記念タペストリーを掲げさせていただきました。
「記念の年にこんなことになって…」と嘆くよりも、1300年の月日の重みをかえって励みとして、勇気に変えて日々感謝しながら過ごして行きたいと思っています。1300年の歴史の間には様々な災禍や苦難もあった筈。我々の先祖はそれを克服して今があるわけですから、我々も次に繋いで行く使命をむしろ強く感じるところです。
元気に明るく前向きに…、我が地域はそういう一体感が感じられるところがいつも心強いと思っています。