昨年の7月末からインターンシップ制度を使って当館で勤務してくれていた台湾人の劉 家蔚(りゅう・じゃうぇい)さんが、本日契約期間満了を迎えました。台湾の大学生である劉さんは、1年間当館で働くことによって単位取得が可能な制度を使っての来日でした。
今朝、当館スタッフを集めて修了式と離任式を行いましたが、日本語で話すはずのスピーチは涙で言葉にならず、聞きいるスタッフも感激で涙腺崩壊でした。
彼女が親元を離れた異国の地でいかに1年間頑張ったか、また、職場の中でいかに仲間に信頼されていたか、を垣間見ることができた心に残る名シーンであったと思います。
外国人労働者というと、どうしても人手不足ととらわれがちですが、当館にとっての彼女はそういった存在ではけっしてありませんでした。ひょっとすると職種は限定されるのかもしれませんが、とにかく優秀、そして勤勉で几帳面で仕事を任せることができる秀でた人材でした。期間後半は、新人スタッフの初期仕事のトレーナーを任せたほどです。
そして、なによりも社内スタッフ間の良き潤滑油となって、社内の雰囲気づくりに大いに貢献してくれたということは高く評価をしたいところです。
お別れするのは悲しいことですが、それは一時の感情でしかありません。彼女の前途を祝して、みんな大きな拍手で送り出した次第です。
「家蔚さん、ありがとう。そしてまた逢いましょう!」