悲惨な事故後のことなので、「ワクワク」という表現は不適切なのかも分かりませんが、前向きな出来事なのであえて使わせていただきたいと思います。ご容赦下さい。
2015年の1月3日に城崎温泉の温泉街で大火があり、8軒の家屋が全焼し2名の尊い命が奪われたことはたくさんの方がご存じのところと思います。
また、その後に城崎温泉にお越しのお客様に於かれましては、柳並木の川沿いの一画に建物の無い更地が広がっていることに違和感を覚えられた方も数多くいらっしゃることと思います。
火災後の再建に際し、防災や防火面の強化を実現しながらも被災建物の早期復旧と城崎温泉の景観回復が模索されて参りました。消失した家屋は個人の所有でありますからその所有者の意思が尊重されるのが当たり前であるところ被災された方のご理解があって、城崎温泉は「共存共栄」の街らしく、「街の再生」に主眼が置かれた協議がなされたことは本当に涙が出るほど嬉しいことでありました。
そして、今 その更地であった土地に1軒、そして1軒…と新しい建物が建ち始めています。
写真は焼き肉店の「和る（なる）」さん、そして豊岡カバン専門店の「蔵」さんです。この2店は夏休みをメドに新装オープンされることと思いますし、今年中にはほとんどのお店がオープンされることと思います。
これを「ワクワク」と表現しないで何としましょうか。
私共も現場の様子を毎日毎日眺めて心躍らせているのであります。