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ヴァーチャルときわ別館

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悲しいお知らせと近況報告

2015.01.3|ときわ別館からのご案内, まちの出来事・イベント情報

平成27年の1月3日はとても長い一日でした。
早朝6時10分頃、街中に響き渡る火災発生のけたたましいサイレンで起こされました。柳並木と太鼓橋で有名な温泉街の中心、地蔵湯と柳湯の間の一店舗から出火し、消防の皆さんの懸命な消火活動にも関わらず炎は屋根を貫いて火柱となり、付近の家屋に類焼していきました。結果として全焼8戸・半焼3戸、尊い命がお亡くなりになったこと、城崎温泉の温泉風情を醸し出す木造の建物群の一部が損失したことは痛恨の極みであります。まずは心からのお見舞いとご冥福をお祈りしたいと思います。
火災規模が大きかったことからなかなか鎮火せず、各旅館のチェックアウト時間と重なったものの(当然ながら)消火活動を優先させたことから温泉街は動かない車で大渋滞となってしまいました。当館にご宿泊のお客様に於かれましても、たいへんなご迷惑をお掛けしてしまいましたこと、心よりお詫びを申し上げます。
私もJR城崎温泉駅に車でたどり着くのに1時間20分ほどかかり(通常ならば5分程度)、帰りは一旦町外に出て、豊岡市内から竹野経由、鋳物師戻峠を通って街の反対側から旅館に帰った次第です(所要時間35分)。このように駅までの往復に2時間もかかる状況が昼過ぎまで続き、チェックインのお客様にも影響が出てしまいました。誠に申し訳ございませんでした。
なお、当館をご贔屓いただくお客様から多数の問い合わせとお見舞いのお電話を頂戴いたしました。当館の創業の地、今は営業をしていない私の生家(常盤本館と言います)は火災現場の近くでしたので緊張感が走りましたが、幸いにも当館は火災現場から約1km離れている為に直接の影響はございませんでした。いただきました数々の温かいお言葉に対しまして、この場を借りまして心からの御礼を申し上げます。「本当に有り難うございました。」
さて、城崎温泉は皆が仲の良い街です。被災された方は全て知っている人ばかりです。城崎温泉にとって魅力的なかけがえのない店舗さんも多数ありました。本当に悔やまれますが、これからみんなで協力し合って、被災された方の支援、街のさらなる反映を図っていかなければならないのだと思います。皆さま、城崎温泉に対しましてこれからも応援のほど何卒宜しくお願い申し上げます。