しかしながら、残念なことに天候は“雨”。
お客様は大勢で、しかも雨降りともなりますと、まちには「みんなの傘」のピンクが溢れかえります。
平成13年3月1日に始まった「みんなの傘」事業も今では多くの方に理解され、城崎温泉ならではのホスピタリティーの象徴として順調に定着をいたしましたが、もちろんこうなるまでには道は平坦ではありませんでした。事業に最初から携わった者のひとりとして、今では他の観光地が模倣品を作るまでになった「みんなの傘」を内心本当に嬉しく思っているのであります。
さて、「みんなの傘」は毎年少しずつ買い足し補充しています。それも少しずつ改良を加えて…。
例えば、写真のみんなの傘の石突き(傘の先端)は木製ですが、これは初代のみんなの傘のみのこと。二代目(2年目)からは、耐久性を考えてプラスチック製に替えたのですが、今でもこうして初代が立派に活躍しているのであります。みんなの傘もたくさんありますから、みな同じに見えますが、実は年代によって少しずつ仕様が違うのです。
今、ご当地検定がブームですが、「城崎温泉検定」というものは無いものの、もしや城崎温泉検定が実施され、みんなの傘の仕様についての問題が出たとしたら、さて何人の方が答えられますやら???
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