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ヴァーチャルときわ別館

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ノロウイルス警戒警報

2006.12.18|普段は表に出ない裏側の話

全国的にノロウイルスが猛威をふるっています。
当館としても「安全安心な宿泊施設」として、保健所や私的衛生機関の指導の下、館内ハードや社員の衛生面や健康面の管理には最大限の注意を払っているところであります。
とは言え、このノロウイルスに限っては他の食中毒菌とは違い、お客様が外部から持ち込む場合も考えられ、その感染力と併せて、私共の大いなる悩みの種となっています。
先日も東京のホテルで400人近い集団感染が発覚いたしましたが、その原因がお客様がじゅうたんにした吐物が乾燥してウイルスが飛散し、それを多くの客が吸ったことによるものでした。むしろ過失はウイルスを持ち込んだ(吐いた)お客様側にあるように思いますが、ホテル側は営業停止を強いられ、そして報道により看板にも傷がついてしまいます。これが原因で経営の悪化も起こりうるわけで、本当に恐ろしいことであります。

写真は、粉末の凝固剤です。紙おむつの中に入っているのと同じものらしいのですが、水分を吸収するとゼリー状になります。万が一お客様が吐かれた場合を想定して購入いたしました。
これを吐物にかけ速やかに処理します。
ただし、肝心なのはそれからで、吐物のあった付近は念入りに塩素系の消毒剤で拭いて仮にウイルスが存在していたとしても死滅させます。じゅうたんや畳などの上に吐かれた場合は消毒剤を使うと脱色するので困りものです。そういった場合は、スチームアイロンのスチームを1分以上あて、熱によって死滅させるよう指導を受けました。
とにかくできる対策は限りなく実施し、万全を期して日々お客様をお迎えしているのであります。