新年、明けましておめでとうございます。
今冬の雪の降り始めがかなり早かったので、今年のお正月はさぞや大雪に…と思っていましたが、予測が外れ雪の無い元旦となりました。時折小雨が降る朝でしたが、気温もそんなに低くなく比較的穏やかで傘無しで初詣を終えることができました。
さて、たまたまのことですが、某業界紙の新年号にインタビューされてしまいまして、「経営の課題は…」との問いに「人」と応えました。
「人手不足」の意味ではありません。
もちろん安定した経営ができるのも人（材）ありきですが、「人」とはそれだけのことではありません。
城崎温泉ではまち全体が一軒の旅館のようという「共存共栄」の精神の中で、お互いが理解し合い得意な分野を活かして補い合うといった「餅は餅屋…」の考えがもっともキモになる部分だと思います。人口は少ないながらも城崎温泉愛に満ちた住人が揃い、城崎の為ならば…と優秀な外部の人材もたくさん入ってきていただいて、しかもうまく溶け込んで城崎温泉の潤滑油となってくれています。とてもとても有り難いことです。そして、それが今の城崎温泉の景気にも反映されていきます。
しかしながら、この好景（好回転）は、全国的には東京五輪がピークと言われています。
今年はその為に「人」との繋がりを大切にして、さらに高めていかなければならない年と位置づけています。
安定を好んで何もしないでいると気が付いた時には手遅れのこともあります。かと言って闇雲に事を起こそうとすると失敗した時のリスクは計り知れません。
今こそ「餅は餅屋…」の教えに徹して人と人とが繋がって、まちの為、将来の為への布石を打つ時と思っています。
なんだかとても回りくどくなってしまいましたが、今夏大きな事業を興したいと思っています。もう少しすればもっと具体的なご案内をさせていただくことができるものと思いますが、とにかく、今年はより一層の努力を重ね、人を大事にし、人との出会いを求め、人づくり・自分づくりに励んでいきたいと思っています。
どうぞ今年も何卒宜しくお願い申し上げます。