日々、中庭のいろいろな出来事で月日の移ろいを感じます。
今年もまた、5月の半ば頃からモリアオガエルが「ゲロゲロ…」と鳴き始めていました。カエルの種類によっては、カエルの合唱はうるさくもありますが、モリアオガエルの鳴き声は心地良く、新緑の風景と相まって心に清涼感を与えてくれます。
そして、今年もまた、モリアオガエルが中庭の池の畔にとても珍しい産卵を始めました。
モリアオガエルは、水辺にせり出した木の枝や石に大きな丸い泡状の卵を産み付けます。孵化後は梅雨の雨と共に小さな小さなオタマジャクシがポタポタと水中に落下していき、オタマジャクシは落下した池の中で成長していきます。
梅雨入りまではもう少し期間がありますが、毎年繰り返される出来事に今年も巡り会えたというささやかな喜びを感じている今日この頃であります。