「ネットでどこでも本が買える時代に、そこでないと買えないのは面白い」というのが執筆依頼を受けた理由という超人気作家の湊かなえさんが城崎温泉の為に書き下ろした小説「城崎へかえる」が、いよいよ7月1日に発売開始となります（城崎温泉でしか売ってません）。加えて、湊かなえさんと言えば、現在今年の直木賞候補に挙がっている訳で、ワクワク感は半端ではありません。
さて、この「城崎温泉に行かないと買えない本」は、城崎温泉の若旦那衆でつくるNPO法人「本と温泉」が企画販売しているもので、「城崎へかえる」はその三作目。ちなみに一作目は志賀直哉の代表作「城の崎にて」の注釈本「注釈 城の崎にて」、そして二作目はこれまた超人気作家の万城目学さんの書き下ろし短編「城崎裁判」なのであります。
「城崎へかえる」は1,200円（税込）、装丁にも凝っていてカニ脚そっくりな紅色の筒状ケースに入っています。
なお、こんな素晴らしいご縁を取り持っていただいたのがブックディレクターの幅允孝（はば よしたか）さん。幅さんは昨晩放送の日本テレビの「NEWS ZERO」に出演されていましたが、いつもは城崎温泉のまちづくりに大いに関わっていただいています。劇作家の平田オリザさん、元メジャーリーガーの野茂英雄さんなどもしかり、洗練された数々の才能によって城崎温泉のポテンシャルを引き出していただいていることに只々感謝しているのであります。