今年も1月17日がやって参りました。
阪神淡路大震災から今年で21年が経ったということです。
「神戸がたいへんなことになっている…」ということで、城崎温泉では発生した直後から城崎温泉旅館組合が中心となって精力的に救援活動をいたしました。当時はボランティアという概念がほとんどありませんでしたから、本当に雲をつかむような活動であったと記憶しています。
しかしながら、私の大先輩にあたる当時の旅館組合の幹部の皆さんは我が身顧みず本当に積極的で、とにかく手当たり次第に人を集め、物資を集め、お金の心配は後回しにして、そして地元の警察や消防署に協力を要請し、車輌を手配して、詳細な情報は道中で集めながら…ということで、一路神戸に向けて救援隊を見切り発車させたのでした。
こんな状況でしたから、備品の管理や記録をとるといったようなことは後回しにされ、当時駆け出しの若手であった私に「お前、几帳面そうだから(備品の管理や記録)係をやれ!」と先輩から指名を受け、それが私の城崎温泉の公(おおやけ)事業デビューとなったのでありました。
…ということで、(毎年恒例としていますが)当時の活動記録を備忘録としてアップいたします。
当時は記録に遺しておくことはあまり重要とは思いませんでしたが、今となっては貴重な財産になっています。
21年も経ちますと、記録に記載された氏名の中には既に故人となられた方も数多くいらっしゃいます。当時活躍されていたお姿を思い出すにつけ、それはそれで目頭が熱くなる思いがいたします。
https://kinosaki.co.jp/hansinsinsaisiryou.htm
合掌