外国からのお客様は日本の文化や慣習に対してとても探究心があると関心させらりたり、或いは我々が忘れていた(或いは気が付いていなかった)ことを気付かせてくれたりすることがあると最近つくづく思っています。また、考えようによっては、外国人の方がより日本的なことをあえて好んでいる節があると感じています。
例えば、日本のトイレですが、シャワートレイ(ウォシュレット)は珍しいモノとしてとても喜んでいただいていますが、先日テレビを観ていますと、外国人は便座の蓋の裏にとても興味があるのだということでした。
なぜか?
そこに何があるのか?
…と申しますと、蓋裏にあるたくさんの注意書きが面白いのだということです。我々はそんなことには気にも留めていませんでしたが、あれだけ細かい注意書きが書いてあるのは極めて日本的なのだということでみんな写真を撮って帰るのだということでした。
蓋裏の注意書きに限らず、多々ある日本人の当たり前なことに外国人は意外にも畏敬の念をもっているようです。
私が幼少の頃は「舶来(はくらい)」という言葉があって、外国製品こそ上質だという意識付けがありましたが、今や日本のハードもソフトも、もっと言えば日本人の心も、とても評価が高いことに改めて気付かされるのであります。本当に嬉しく有り難いことです。