本日は、一部の部屋の襖(ふすま)替えをいたしました。
城崎温泉には旅館を支えるたくさんの技術者(職人さん)が居ます。
今回お世話になったのは表具屋さん。その他にも建具屋さん、左官さん、大工さん、そして水道屋さんに電気工事屋さん…。皆さんどなたも、確かな技術を持ち、そして気が利いて、小回りが利きます。
城崎温泉の環境が昔からこういう人たちを必要とし、そして腕を磨く場が整っていたのだと思います。これはもうまさしく城崎温泉の「文化」なのだと思うわけなのです。
ただし、これら職人さんも息子さんが居ても跡を継がない人がほとんどで、今やこの「文化」が存続の危機にあるのが実情で、誠に残念だと私は思っているのです。