早朝に城崎温泉から豊岡市内に向かう車からの風景。辺り一面、霧に覆われ真っ白です。
知らないお客様などには一瞬「雨が降るのか?」と誤解されがちですが、午前8時頃を過ぎて霧が晴れ始めると必ず「良いお天気」になることは我々住民の定説であります。
霧の発生源は大河「円山川」。だいたい秋から冬にかけての名物ですが、1年間に発生する霧の日数は120日以上で、なんと3日に一度の割合になります。
戦時中に軍部がキスカ島退却作戦の資料に豊岡の霧を調査したと人伝に聞いたことがあります。濃霧を逆手にとって敵の艦群の間を5,000人以上の将兵がが脱出したとのこと。ひょっとすると今よりも昔の方が、「豊岡の霧」は全国的に有名だったのかもしれません。