「すべては城崎の為に!!」
これが今年度の商工会青年部のスローガンなのだということです。
「すべては…」はなんとも頼もしい言葉ではありますが、裏を返せば白々しく聞こえなくもありません。意地悪く考えればきれい事のようにも聞こえます。このご時世にあって言動が清すぎると思う人も居ることでしょう。
こんな一時代前の優等生的な発言の存在を疑う人は多いのではなかろうかと思うのですが、これが今の城崎温泉の若者たちの本当の偽りのない思いなのです。
先人たちから受け継いできた城崎温泉ならではの「共存共栄」の精神を引き継いで、彼らはこの夏に於いては毎日夢広場を運営し、花火を上げ、オンセンジャーをやっています。商売も一生懸命にやって、まちづくりにも積極的に参加し、素晴らしいアイディアもたくさん持っています。その引き出しの多さに只々感謝し、感激をしています。
「すべては城崎の為に!!」
この言葉を目の当たりにして、私は目頭が熱くなるのでありました。