当館の中庭の池の周辺にはモリアオガエルが棲んでいます。産卵期に山(森)から下りてきて池の畔の樹木に泡状の卵を産み、オタマジャクシから大人のカエルになって、またいつの間にか森に帰っていきます。 それが今年は気象の影響があってか、これまでに経験の無いほど長期間に渡って棲みつき、またカエルの数も例年よりもかなりたくさん見かけます。 池に面した窓のガラスには大小様々なモリアオガエルがくっつき、お客様もちょっとビックリされていますが、その都度(地方によっては天然記念物の)モリアオガエルである旨を説明させていただくとたいへんに喜んでいただいています。 それでも説明漏れのお客様がどうしても出てきてしまう為に「ここにいるのは、モリアオガエルです」と、この度張り紙をさせていただきました。 すると俄然、カメラを向けられるお客様が増え、今まで以上に喜んでいただくこととなりました。 「何故、(張り紙をすることに)これまで気が付かなかったのだろうか?」と反省しきりでありますが、とにかく自然のありのままを観ていただくことは、お客様にとってはとっておきの非日常でひとつの癒しに繋がっているのだと思います。 ]]>